英語力って本当に必要ですか?
Looking forMyself
広い世界の中で生きていくために必要な力だと思います。
小学校教育分野福島美枝子
1.英語はLingua Franca(リンガフランカ)としてよく使われています。互いに相手の母語を知らない人達の間で使われる共通言語のことです。英語は、それが公用語や準公用語となっている国々で第2言語として英語を習得した人々や、英語が使われていない社会的文脈で外国語として英語を学んできた人々の数が多いので、様々な国の人々との間でLingua Francaとして使うことができるのです。 2.大学での勉強や将来の仕事の中で、ものごとの探究のために情報を収集するという点においても英語は役立ちます。多くの大学生は慣れた日本語で情報収集することが多いようですが、英語で発信され保存されている情報量は日本語より圧倒的に多いですから、英語を使えば探究の幅が広がります。 3.外国語を使うということは、母語とは異なる枠組みで相手の意図をくみ取り自身の表現もすることを意味します。それが楽しめるようになったら占めたものです。言語行動に潜む社会的ルールや文化を観察する必要もあるのですが、これが結構おもしろいです。 4.将来子どもに関わる仕事に就く人達には、子ども達の先達として、自然体で英語や他の外国語を使えるようになってほしい。外国語を身につける過程で様々な年代の人々や文化と出会い、視野を広げていくことが、多くの人々との連携や協働が必要な保育、教育、社会福祉の分野で生きていく力にもなることでしょう。
『社会人のための英語の世界ハンドブック』(2017年)
酒井志延(編)・朝尾幸次郎(編)・小林めぐみ(編)(大修館書店)英語圏の国々、英米の文化や生活、ことばとしての英語、プレゼンテーションの技能等、英語をめぐる様々な事柄が解説されていて、異文化理解に役立つ面白い話も出てきます。楽しみながら「教養」を高めることができる本だと思います。
Other Answer 他の先生の答え
Other Question その他の質問
大学の勉強って就職にどう役に立つの?
ロボット・AIが発達した時代で、人間が働く意味ってなんでしょうか?
コロナ後の世界はどうなりますか?