Question.1
Myself
大学の勉強って就職にどう役に立つの?
Looking forMyself
社会にある生活課題を発見し、解決する力が身につきます
社会福祉分野相山 馨先生
社会福祉分野では様々な理論を学ぶとともに、社会にある生活課題を見つけ、それを解決していく力を身につけることができます。授業では、まず制度やサービス等の知識を得ることから始めます。これまでの制度の変遷、変更されてきたサービス内容を事例検討等によって身近なものと捉えることで、新たな社会に適したものとして制度化されたはずの現状のシステムは、決して万能ではないことに気づくことができます。そして、その枠組みでは解決できない課題に対して、仲間と議論しながら新しい対応策を見いだしていきます。果たしてそこで考えられた対応策は、社会で役立つものか否か、それを実習において実際に確認します。自分が仲間と議論した対応策の何がよくて何が改良すべきなのかを現場で知ることができ、さらにその後の学びに対してもフィードバック効果が期待できます。 現在、社会福祉の支援を必要とする人々の課題は多様化・複雑化しています。ソーシャルワークはそこにある生活課題を捉え、パートナーシップに基づき課題解決していく本人を支える生活支援の方法です。大学の授業ではその技術や技法を実践的に学ぶということになります。また、この方法や技術は社会に出たときの自分自身の課題解決にも役立ちます。社会人になると様々な困難に遭遇することもありますが、それを「解決していく力」「克服していく力」は大学でのこのような学びの積み重ねによって培われていきます。