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- 栗山 礼さん
実践力を身につけ
なりたい自分に近づける環境がある
富山市役所 福祉保健部 生活支援課
栗山 礼さん
(子ども育成学部 社会福祉分野卒業)
私のTUINSでの4年間
2年次 8月
初めての保育実習。
2年次 10月
施設実習。就労支援をしている作業所へ。
3年次 2月
1ヵ月間にわたる相談援助実習。
4年次 2月
社会福祉士国家試験の受験。人生で一番緊張した日。
Q. 現在の仕事内容について教えてください。
「富山市役所の生活支援課で、社会福祉主事として働いています。仕事内容は生活保護に関する業務全般。生活保護とは、病気やけが、近年では新型コロナウイルスなどの社会的な影響により仕事を失ってしまい収入がなく生活に困っている人たちに対して、国が定めた最低生活を送れるよう支援したり、自立に向けた指導を行ったりすることです。具体的な業務は、生活保護に関する相談を窓口や電話などで受け相談内容に応じて生活保護に繋いだり、他の機関に繋いだりしています。また、生活保護を受けている人たちに対して定期的に訪問し、生活の様子や休職活動の進捗状況を聞いて必要であれば助言・指導を行います。」
Q. 社会福祉士を目指そうと思ったきっかけは?
「富山国際大学に入学した当初から、社会福祉士になりたいとは考えていました。大学で学んでいく中で、社会福祉士が市役所や病院、社会福祉協議会など、さまざまな場面で活躍できる職業であり、人の生活を支える専門職であることを学びました。さらに、演習や講義などで社会福祉士の専門性を学び、実習において現場を経験していく中で、社会福祉士として何がしたいのかを4年間自分自身で向き合ってきました。その結果、自分が生まれ育った富山市、自分を成長させてくれた富山市のために社会福祉士として働きたいと考えるようになりました。」
Q. 大学の学びの中で、今の仕事に生きていると思うものは?
「相談援助演習という講義を、3年生から4年生まで受けていました。その2年間を通して、相談援助技術の基礎を学んだことが今の仕事に生きていると日々感じています。当時は『人の話しを聴くとはどういったことなのか』『相手の気持ちに寄り添うにはどういった表情で、姿勢で言葉で聴いたり話したりすることが相談援助なのか』を考え、実践していました。その経験が現在の職場業務である窓口相談や電話相談の際に生きていると感じています。」
Q. 富山国際大学への進学を考えている方へ、メッセージをお願いします。
「富山国際大学に入学したことで、私はかねてからの目標であった社会福祉士になることができました。少なからず自分の努力もあるとは思いますが、富山国際大学には『なりたい自分になれる人・物・環境』が揃っています。小学校、幼稚園の先生や保育士、社会福祉士になりたいと考えている方は、ぜひ富山国際大学子ども育成学部を進学先として考えてみてはいかがでしょうか。切磋琢磨しながら、なりたい自分になれるよう、自分を信じて頑張ってほしいと思います。」