Environmental Designing
4年間の学び
さまざまな資源を活用しながら快適な生活環境や空間を創造する能力や、よりよい地球環境について考える能力を身につけるため、専門科目で生活環境・自然・資源・エネルギー・環境政策などについて学びます。
カリキュラム
環境デザイン専攻 学びのカリキュラム(2024年度入学生)
※カリキュラムは入学年度により異なる場合があります。1年次の教養科目や環境デザイン概論で環境の基礎を学んだ学生たちが、2年次から環境デザイン専攻の扉を開きます。 環境デザイン専攻ではどんな4年間を過ごすのか、学びのステップを確認してみましょう。
実習について
「環境デザイン実習」の例
テーマ:「住宅設備機器メーカーのショールーム視察と住宅設備機器商品分析」
住宅設備機器メーカーのショールームを視察し、最新住宅設備機器を学びます。そのうえで、グループごとに最新住宅設備機器を選択し、その設備機器に関して、LCC・LCCO2・サプライチェーン・SDGsなどの観点で調査分析を行います。選択した住宅設備機器がどんな住まい手におすすめなのかを検討し、その住まい手に購入を勧めるプレゼンテーションを行う資料を作成。その結果をグループごとにプレゼンテーションしていきます。
テーマ:「生活地域の水環境の調査法を学ぶ」
富山市内の河川水などを採取して実験室に持ち帰り、電気電導度やpHといった水質のほか、水中に含まれる有機物などの汚染物も測定します。得られた結果をさまざまな角度から分析し、採取場所によって水質に違いが見られるかといったことをグループで話し合いながら考察し、レポートにまとめ発表します。
テーマ:「身近な森林資源や植物資源の調査法を学ぶ」
大学キャンパス内あるいは近隣の森林において、身近な計測器を利用して樹木の立木数・樹高・直径・材積などを計測する方法を学びます。そのうえで、人工林の込み具合や樹木の生育状況を分析し、森林の健全性を評価します。一連の実習はグループ単位で行い、手分けして野外調査を進める手順を身につけながらグループで一つの結論を導き、その結果を発表します。
卒業論文
卒業研究テーマの例
ゼミごとのテーマに即した調査研究を行い、4年次に卒業論文を提出。また、卒業研究発表会において口頭発表を行います。
空き家を活用した建設プロジェクト 〜「ニコニコ夢食堂」ができるまで〜
林 遥
環境デザイン専攻4年人口減少に伴う空き家の増加と、少子化による子どもたちのコミュニティの場の減少といった、2つの社会的な課題を掛け合わせることで、問題を少しでも解決できるのでは?と考え、NPO法人の方と協力しながら空き家を利用した「ニコニコ夢食堂」を作りました。子ども食堂としての役割だけでなく、家庭と学校以外で子どもの社会性を育てる第3の居場所を設けることで、地域の活気にもつながっていくことを実感しました。プロジェクトは進行中なので、さらに地域に浸透していくよう活動を続けていきたいです。