現代社会学部 現代社会学科
経営情報専攻
Business Administration andInformation Science
社会や経済のあり方と動きを理解し、
経営と情報の力を地域・世界で活かせる人材へ
経営情報専攻では、「経営(マネジメント)」と「経営情報」に関わる実践的な力を修得するとともにITに関する幅広い知識とスキルを身につけます。経営に関しては企業や行政など「組織体」の維持発展や革新のために必要な知識を学び、情報に関してはデータサイエンスの基礎から応用、情報システム・情報マネジメント・情報セキュリティなど広範な情報技術、さらには人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)など、今日的な分野も学びます。経営と情報、両方の知識を修得することで、実社会のさまざまな環境で課題を発見し、分析し、解決に導く実行力を身につけ、実習やインターンシップなどを通して課題解決に欠かせないコミュニケーション力・協働力・遂行力を高めていきます。
経営情報専攻のイメージ
経営情報を学びたい!
1年次
一般教養を学ぶ
語学を学ぶ
・ロシア語 ・フランス語
現代社会の基礎を学ぶ
・国際交流 ・情報
経営情報学の基礎を学ぶ
2年次
データサイエンスの専門を学ぶ
経営情報学の専門を学ぶ
● 国内留学
● 海外留学
3・4年次
専門内容の充実(実践力の強化)
・経営情報実習(地域での実習)
・専門分野の長期インターンシップ
・海外での実習
・専門ゼミでのディスカッション
・卒業研究
資格取得日商簿記検定
ITパスポート(国家資格)
情報セキュリティマネジメント(国家資格)
基本情報処理技術者 など
卒業後
幅広い業種の民間企業や地方自治体で働く
○ 顧客・住民サービス部門 ○ 生産管理部門 など
業種の例
○電気・ガス・熱供給・水道業 ○製造業
○サービス業 ○運輸業 ○卸売・小売業
取得を目指す資格
さまざまな企業の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能で社会からの評価も高い資格。
ITパスポート(国家資格)経営戦略、マーケティング、財務、法務をはじめ、ITやプロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的な知識を問う試験。
情報セキュリティマネジメント(国家資格)情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティを確保するスキルを認定する試験。
Learning Points
学びのポイント
金厚 佑進
経営情報専攻3年自ら課題を発見し、その解を考える力を身につける
自らが新たな課題を見つけ、解決するためのスキルを向上させます。好奇心と自発的な学びを大切にし、柔軟に新たな課題に取り組む中で、創造的な発想や問題解決能力を身につけることが期待できます。
課題ってどうやって発見するの?
日常生活で起こる困りごとや不便に感じていることなど、ちょっとした違和感が実は課題につながっていきます。普段からさまざまなところにアンテナを張っておくことが大事ですね。
課題解決のための手法とは?
最適な手法を見つけるには、都度自分で取捨選択をしていくことが必要だと思います。近年では情報技術の発達によりデータを基にした課題解決も行われているので、データサイエンスの知識は役立つと思います。
先輩に一問一答!
松本 優輔
経営情報専攻4年数理・データサイエンス・AIを利活用する
社会で広くデジタル技術が活用されている現在、数理・データサイエンス・AIはあらゆる分野で活躍するために必要となる知識・技術となっています。それらを理解し活用する基礎力と、実践するための応用力の獲得をめざします。
最近気になったAIのニュースは?
タレントではなくAIタレントを起用しているTVCMを見かけ、これからの時代は芸能人の知名度を生かしたPRではなく、商品の価値に重点を置いたものが主流になるのかなと感じました。
データサイエンスを何に使う?
例えば新型コロナなど未知のウイルスが流行した際に、患った人たちの情報を収集し、分析して、どういう人が感染しやすいのかなどを調べることで、予防や治療に繋げられそうだと思いました。
先輩に一問一答!
桜井 愛理
経営情報専攻4年企業・自治体などの経営を実践的に学ぶ
社会や経済を理解し、企業や行政など組織の維持発展や革新のために必要な経営の知識を修得します。さらに実習では、経営企画の実践を通じて知識を活用する能力を身につけます。
経済と経営は関係がありますか?
深く結びついていると思います。経済の知識がベースにないと、なかなか経営に関する課題を解決する糸口を見出せないと思うので、どちらの知識も深めることで、物事に対する視点が増やせると思います。
実践的な学びとは?
座学だけではわからない事も多く、学外に出て地域のイベント運営に携わることで学びを深めていきます。成功させるためにどうしたらいいか意見を出し合ったり、失敗から新たな気づきを得たりすることで、成長を実感できます。
特色ある授業
マーケティング論
消費者中心のマーケティング論を学びます。消費者の態度、感情、そして行動を深く理解し、これらの洞察に基づいて効果的な戦略を展開する手法を具体的に解説します。このアプローチでは、関連する重要な概念と原則に特に焦点を当て、理解をより一層深めていくことが中心となります。
経営管理講座
経営学における「理論」がビジネス現場の「実務」でどのように用いられているのかについて学ぶ科目です。授業では、企業の実務担当者より直接講義いただくことで、開発・製造・販売・事務等における経営管理について理解を深め、「理論」と「実務」を結びつけることをめざします。
人工知能とその活用
近年、生成AIや深層学習(ディープラーニング)の成果には目を見張るものがあり、画像認識・機械翻訳・対話ロボットなど人工知能(AI)を活用した製品やサービスが広く使われ始めています。人工知能研究の長い歴史を振り返りつつ、最新の動向を概観し、今後の可能性について考察します。
情報メディア論
音声や画像・動画といった、テキストデータ以外の情報メディアで用いられる技術の基礎を学びます。音声や画像を自分のパソコンで実際に処理し加工する演習も行い、日常的にインターネットで触れる機会の多いこうした情報メディアの裏側を理解することで、社会に出てからの課題解決力を養います。
Student’s Voice
経営情報専攻の学生たちの声
丸池 大晟
現代社会学部経営情報専攻3年
地域経営で学んだことを生かして、
地域を元気にしたい!
この大学を選んだ理由は、高校が商業科だった事もあり、経営情報の世界をもっと追求したいと思ったからです。また、入学してすぐに専攻を決める必要がなく、他の専攻の授業も受けながら、じっくり進路について決める事ができたからです。授業では、データサイエンスを駆使した課題解決力を地域経済に応用する総合的な学びや、ITパスポート取得に向けた対策授業もあり、今後の就職活動の強みにもなると思いました。
先輩に一問一答!