子ども育成学部 子ども育成学科
社会福祉分野
Social Welfare福祉の現場に必要な知識や技術を
授業や多様な実習を通して学びます
少子高齢化が進む現代には、次世代を担う子どもの育ちと地域の人々の幸せを支える「福祉」への期待がきわめて高いものとなっています。この分野では児童・障害者・高齢者・地域福祉の専門家として幅広く活躍する教授陣の授業をはじめ、1年次から地域社会でのボランティア活動など積極的な体験授業を通じて支える喜びを学び、福祉の思いを具現化できる人材を育成しています。幸せを支える福祉のプロを、一緒にめざしましょう!
取得を目指す免許・資格
社会福祉国家試験の合格率が高く、
学部開設以来10年連続北陸私立大学第1位の実績があります。
社会福祉土は、地域や社会福祉施設で、子育て家庭や高齢者・障害者などに関する相談援助を行う国家資格の専門職です。「ソーシャルワーカー」と呼ばれ、指定科目の単位を修得することで国家試験受験資格を得ることができます。
小中学校などで活躍する「スクールソーシャルワーク教育課程修了証」を取得することができるのも、本学ならではです。保育分野でも保育ソーシャルワーカーとしての活躍が期待されています。社会福祉主事は、福祉事務所のケースワーカーや福祉施設の相談員などに、児童福祉司は児童相談所の児童福祉司に任用される場合に必要な資格です。
*任用資格
免許取得実績
社会福祉士
2024年3月卒業生93名中
27名
(29%)
うち、合格者23名/受験者26名
社会福祉主事 任用資格
2024年3月卒業生93名中
93名
(100%)
スクールソーシャルワーカー
2024年3月卒業生93名中
8名
(8.6%)
日本ソーシャルワーク教育学校連盟認定
複数の免許・資格取得例
スクールソーシャルワーカーをめざしたい
社会福祉士
資格取得
小学校教諭
免許取得
社会福祉士資格と小学校教諭免許状を併せ持つことでスクールソーシャルワーカーとしての活躍も期待されています。いじめや不登校、虐待など子どもを取り巻く課題について、児童相談所やカウンセラーなどと連携し、家庭や地域を支える役割を果たすのが、スクールソーシャルワーカーです。
幼稚園教諭・保育士をめざしたい
幼稚園教諭・保育士
免許・資格取得
社会福祉士
資格取得
保育所・幼稚園や認定こども園には、子育て支援の機能が求められています。子育て支援センターのスタッフとして、児童相談所などの相談員としても活躍が期待されます。
Learning Points
学びのポイント
舟本 彩乃
社会福祉分野3年社会福祉士としてソーシャルワークを理解する
生活上の困りごとや子育ての不安を抱えている人、障がいなどで配慮を必要とする人や社会的に疎外されやすい人に対し、その背景を捉えながら環境に働きかけ、社会資源をつなぎ、ソーシャルアクションを行う社会福祉士のソーシャルワーク力の基礎を学びます。
社会福祉士の魅力は何ですか?
一人ひとりが自分らしく生きるための支援ができる点です。専門的な知識や実践で学んだことを用いて、その人にあった機関や制度とつなげる仲介役になることは非常にやりがいがあると思います。
どんな職場で活躍していますか?
高齢者福祉施設や障害者福祉施設、児童福祉施設、地域包括支援センターなどが主な職場です。他にも、医療や教育現場で困っている人を支援するソーシャルワーカーとしても活躍できます。
先輩に一問一答!
荒谷 日菜多
社会福祉分野3年価値を土台に、専門的知識と技術を習得する
人間の尊厳や平等とは?人権や社会正義とは?の問いをはじめ、社会福祉士としての資質を磨きます。その上で、相談支援(ソーシャルワーク)に関する知識はもちろんのこと、問題解決に向けたさまざまなアプローチ手法についても、実践的に学びます。
どんな施設で実習をするのですか?
地域包括支援センターや障害者支援施設、特別養護老人ホーム、児童養護施設、病院、社会福祉協議会など、様々な実習先があります。居住地や興味関心に沿って実習先の希望が出せます。
他の免許や資格についても学べるの?
教育と福祉の両方が学べるので、小学校教諭一種免許状や幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、スクールソーシャルワーカーの資格も取得できます。私も、保育士資格の取得に向けて勉強しています!
先輩に一問一答!
村上 草太
社会福祉分野3年地域の多様な福祉課題への具体的方策を学ぶ
8050問題、引きこもり、ゴミ屋敷、多頭飼育等、地域の多様な問題は複雑化・複合化しています。これらの問題を解決するには、包括的に重層的に捉える視点が必要です。ミクロ(個人・家族)、メゾ(組織・集団)、マクロ(地域・社会)から具体的に探ります。
相談支援を学んでよかったことは?
相手の困りごとを推察したり、相手の立場に寄り添って話を聞くなど、他者を尊重する姿勢が身につきました。さらに課題を抱える人やその周囲の環境にも目が向くようになり、視野も広がりました。
福祉の先輩方と話す機会はありますか?
学部内の先輩や先生はもちろん、外部講師として来られる先生とも話す機会はたくさんあります。また授業の一環で参加する講演会でも、将来福祉の仕事をめざす自分にとって役立つ話が聞けました。
Student’s Voice
社会福祉分野の学生たちの声
松村 愛花
子ども育成学部社会福祉分野4年
充実した実習を通して、
“支える喜び”が学べる。
18トリソミーで産まれてきた従妹やその家族を支えたいと考え、社会福祉士をめざすことができ、国家試験の合格率が高い、この学校を選びました。希望している分野のほかに、保育・幼児教育に関する学びも深めているため、幅広い年齢層へのアプローチ方法を身につけている事が私の強みだと感じています。今後は、児童相談所に就職したいと考えていますが、福祉の現場から体得したことを、将来や就職にしっかり結びつけていきたいです。
先輩に一問一答!