「地域づくり実習」南砺市報告会を実施
2024年11月9日、南砺市役所別館大ホールにおいて、富山国際大学現代社会学部の「地域づくり実習報告会」が開催され、本学1年生が南砺副市長やエコビレッジ推進課長、本学現代社会学部長、地域の皆様の前で実習の成果を報告しました。
「地域づくり実習」は大学生が地域に出て社会を理解し、社会参加する体験を通してコミュニケーション力と学生同士のグループワーク力を養うことをめざした本学1年生向けの必修科目で、2024年度も、南砺市のSDGs未来都市推進事業と連携させていただきました。
学生たちは4月から南砺市のSDGs活動プランや訪問予定の事業所の活動について事前調査を開始し、9月25日から27日の3日間、5~6人の18グループに分かれて市内11ヶ所の事業所を訪問し、事業内容のヒアリングを通して持続可能な地域づくりを考えてきました。本報告会では、学生目線で発想し、グループでの議論を重ねながら練り上げてきた様々なアイディアを実習成果として発表しました。
その結果、最優秀賞に輝いたのは、「道の駅福光」を訪問したグループによる「なんと!カッパで活発まちづくり」です。プレゼンテーションでは、南砺市ゆかりの版画家棟方志功が川に住むカッパが人を騙すという伝説を聞いて名づけた「だまし川」に着目し、カッパのスタンプカードやカッパカレー、きゅうりジャムのオリジナル景品などカッパを通して地域活性化を目指すアイディアが提案されました。そのほかにも、優秀賞(1件)、特別賞(1件)、ノミネート賞(3件)、中間発表から大きく前進したブラシュアップ賞(1件)、努力賞(3件)が選出されました。
学生たちは夏休み期間の現地訪問やグループワークを通して、着実に人間力と社会人力を身に付けて成長した姿を見せてくれました。関係者各位におきましては、ご指導、ご協力いただきましたこと、心よりお礼申しあげます。