2024.11.11
学生の活躍
富山県成長戦略「ウェルビーイング」(well-being)に関する学生からの提言と意見交換会を行いました
現代社会学部の観光専攻・一井ゼミ4年生6名が、昨年度の「夢への架け橋助成事業」で採択された富山県の成長戦略『ウェルビーイング』(well-being)に関する実態調査をもとに富山県知事政策局成長戦略室ウェルビーイング推進課へ学生からの提言と意見交換会を行いました。
このウェルビーイングとは、「収入や健康といった外形的な価値だけでなく、キャリアなど社会的な立場、周囲の人間関係や地域社会とのつながりなども含めて自分らしくいきいきと生きられること」と成長戦略の中で説明されています。
調査では、県内在住の視覚に障害のある方や性的マイノリティ当事者支援団体に対し、インタビュー調査やアンケート調査を実施し、当事者の方々のウェルビーイングの実現に向けて「つながる機会の創出」(短期的)、「関係者、周囲の意識改革」(中期的)、「労働・生活環境の整備・改善」(中長期的)に分類した3つの提言を行いました。
県職員の方からは、「当事者の方への聞き取り調査の結果や考察を通じ、アンケート結果だけでは分からない様々な気づきをいただきました」などのコメントをいただきました。
今後は、更に当事者の方々を対象とする実態調査を進め、より多くの人が自分らしく暮らすことのできる地域社会の実現につなげていければと思います。