2024.10.07
研究・授業
環境デザイン実習Ⅲ(建築・住宅史海外研修)実施報告
現代社会学部環境デザイン専攻の授業には、「住環境デザインⅠ」「住環境デザインⅡ」「都市空間デザイン」という授業があります。これら住環境系の授業において、建築や住宅の歴史、現代日本の住宅事情と住宅産業の国際比較を学びます。2024年9月17日~9月24日のスケジュールで、「2024年度環境デザイン実習Ⅲ(建築・住宅史海外研修)」が実施され、参加した学生たちは、ロンドン・グラスゴーとその周辺の都市を訪問し、授業で学んだ世界の建築・住宅の歴史、イギリスの住宅事情を実体験してきました。
グラスゴーでは、約150年前にグラスゴーで活躍し、日本の住宅のデザインに大きな影響をもたらした建築家マッキントッシュの作品を中心に視察しました。グラスゴーで3日間過ごし、その後ロンドンに到着。市街においては、19世紀にゴシックリバイバル様式として建てられたHouses of parliamentを見学しました。そこでは、実際のイギリスの国会を傍聴することもできました。ロンドンでは、グラスゴーのマッキントッシュと同時代に活躍し、今でも日本のインテリア業界で商品が販売されているウイリアムモリスというデザイナーの作品を中心に視察しました。ロンドンには4日滞在し、最終日は市街から車で2時間ほどの距離にあるCotswoldsの村々を訪れ、石造りの美しい街並みを体験しました。
学生は授業で学習した建築デザイン様式の変化について実物を比較して感じていました。参加した学生は、初めてのイギリスであり、学生の時にしか経験できない海外の体験をし、たくさん感じ取ってくれたようです。
彼らが進むこれからの進路にきっと役立ててくれることでしょう。