富山国際大学・亜細亜大学 合同フィールドワーク成果発表会『Z世代が考える五感の観光in TATEYAMA 2023』を東京富山会館にて開催しました
観光専攻・一井ゼミ3年生が、立山町において「五感を活用した観光プラン」をテーマに亜細亜大学・経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科の久保田ゼミ3年生と共に実施した合同フィールドワークの成果発表会を2月17日(土)、東京富山会館で開催しました。
従来の観光では、認知情報の約8~9割が由来すると言われる視覚が重視されてきました。しかし、それ以外の感覚を研ぎ澄ますことで多くの観光地がもつ自然資源や文化資源の豊かさをより身近に感じられるのではないか、そのような問題関心の下で両大学の学生たちに地域の文化や自然を五感で感じてもらいながら、新たな観光スタイルの創造に挑戦してもらいました。
昨年に引き続き、2回目の今年度は「越中瀬戸焼」「立山信仰」の2つのテーマ、3グループに分かれ、同じ内容のプログラムを体験する中で異なるプランを作成してもらいました。
発表当日は、日本橋とやま館の田﨑館長をはじめ、「釣り×地域活性」に取り組む「㈱ウオー」代表の中川めぐみさん、会員制溜まり場“面白ベース”を運営するなど富山で地域づくりに取り組む「合同会社banca」代表の丸山修平さん、イタリア・アンコーナにあるすべての展示物に触れるという国立オメロ触覚美術館のドキュメンタリー映画「手で触れてみる世界」の岡野晃子監督、そして共同研究者でもある全盲の文化人類学者の広瀬浩二郎先生にもご参加いただき、様々な観点から貴重なコメントをいただきました。
普段、あまり顧みることのない地域の景観や歴史文化、そこで暮らす人々について知り、同世代の学生同士が1つの目標に向かって取り組んできた約半年間のプロジェクトは、学生たちにとって新たな気づきや学びにつながる貴重な経験になったようです。この経験が、今後のさらなる学生自身の成長につながってくれることを期待しています。
多大なるご協力をいただきました立山町の皆様、日本橋とやま館・田﨑館長、東京富山県人会連合会の皆様をはじめ、お世話になりました多くの関係者の方々にこの場をお借りし、厚く御礼申し上げます。
※当日の発表の様子は、北日本新聞・朝刊(2024年2月18日付)にも掲載されました。