2024.02.07
研究・授業
学生参加の授業改善FDを開催
2024(令和6)年2月5日(月)、子ども育成学部で学生と教員が対話形式によるFDを開催しました。
FD(Faculty Development)とは、「大学教育の内容や方法の改善を図るための、教員の組織的な取り組み」のことです。
今回は「大学に来て学ぶ意味とは何?」というテーマを掲げ、辻講師と佐部利准教授が共同研究している「哲学対話」という手法を用いて授業について考えました。
4年生の金山すずなさんがファシリテーターとなり、「先生の授業に対する熱量は?」「そもそも授業改善は必要なのか?」などの問いからたくさんの意見を引き出していきました。
<対話の一部>
・大学4年間の時間を購入している、という意識。どこに価値を置くかは自分で決めたい。
・大学は学友との出会いの場。対面でのリアルな関わりがあってこそ大学、と思う。
・印象に残っているのは楽しい授業。ただし、「楽しい」という概念は、一人一人違う。
・興味のない授業内容でも、身に付けてみないと役立つかどうかはわからない。
・今日の授業の目的が明確にわかると、聞く意欲が湧き、学ぶ準備をする時間がもてる。
・大学での学びとは、批判的思考力をもつ、自分の中の自由な世界を広げる、問いをもつ、学び方を学ぶ、ということではないか。
・授業の「改善」というより、教員の経験や学びを通した「更新」が必要なのではないか。
・大学は義務教育ではないので、教えてもらうという意識ではなく、自ら考え・求め・学ぶ主体性を身に付けられる場でありたい。