ビジネスの現場を学ぶ(経営管理講座・冨木医療器株式会社)
2023年12月1日(金)3限、現代社会学部経営情報専攻科目「経営管理講座」にて、冨木医療器株式会社 専務取締役 システム事業本部長 冨木勇嗣郎 氏を外部講師として招聘し、現代社会学部3年生約40名を対象にご講義いただきました。
今回は、「DX方針とその推進について」というテーマで、冨木医療器のDXビジョンやDX推進体制、実際の取り組みについて、具体的な推進ポイントを交えながらご講義いただきました。医療機器商社としてサービスを提供する上で、そもそもDX化の目的は何か、導入までにどういったプロセスが必要か、どのような業務がDX化することができるのか、システム投資と効果についてなど、多様な視点から説明いただきました。
受講した学生からは、「経営理念を再解釈してDXビジョンに策定していること、そのビジョンの中でもステップがあり、DXを推進するには、順序立てて段階的に進めていくことが重要だと理解できた」「新たにシステム事業本部を設置し、現場と調整しながら進めていることを学び、DX推進を進めるための体制づくりも重要であると感じた」「現場では、まだ電話やFAXでの対応があることに驚いた」「DX化を進めることが目的ではなく、その結果どのような効果があるのか、また費用とのバランスについても考えなければならないことを知った」「システムを運用するまでは、一部だけでなく常に運用を開始するまでの全体を俯瞰的に見るという視点が重要で、業務の見直しや改善がシステムを効果的に導入するために大事だと思った」といったコメントがあり、沢山の気づきや発見があったようです。
冨木専務には、貴重なご講義、ありがとうございました。
※本科目は、これまで授業で学習した「理論」と実際のビジネスにおける「実務」を繋げることを目的としており、企業の業務担当者よりビジネスの現場についてご講義いただいております。今後も、企業の各部門担当者を外部講師として招き、経営管理の視点でご講義いただく予定です。学生たちにとって有意義な授業を目指していきたいと思います。