TUINSからのお知らせ

　2023年11月3日、南砺市役所別館大ホールにおいて、富⼭国際⼤学現代社会学部の「地域づくり実習報告会」が開催され、本学1年生が南砺市長や本学学部長、地域の皆様の前で実習の成果を報告しました。
　「地域づくり実習」は大学生が地域に出て社会を理解し、社会参加する体験を通してコミュニケーション⼒と学⽣同⼠のグループワーク⼒を養うことをめざした本学1年生向けの科目です。2023年度も、南砺市のSDGs未来都市推進事業と連携させていただきました。学生たちは4月から南砺市のSDGs活動プランや訪問予定の事業所の活動について事前調査を開始し、8月28日から31日の4日間、5～6人の20グループに分かれて市内15カ所の事業所を訪問し、事業内容のヒアリングを通して持続可能な地域づくりを考えてきました。本報告会では、学⽣目線で発想し、グループでの議論を重ねながら練り上げてきた様々なアイディアを実習成果として発表させていただきました。
　その結果、最優秀賞に輝いたのは、子ども食堂やフードドライブ、子ども服の交換などにも取り組んでいるCafé 「Funny’s  Kitchen」を訪問したグループによる「フードリボンを広めよう」です。プレゼンテーションでは北陸でFunny‘s Kitchenしか取り組んでいない「フードリボンプロジェクト」を普及させるために、南砺市独自のフードリボンバッチを作成することが提案されました。そのほかにも、優秀賞（1件）、特別賞（1件）、ノミネート賞（5件）、中間発表から大きく前進したブラッシュアップ賞（1件）、努力賞（3件）が選出されました。
　学生たちは夏休み期間の現地訪問やグループワークを通して、着実に人間力と社会人力を身に付けて成長した姿を見せてくれました。関係者各位におきましては、ご指導、ご協力いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。