観光専攻の学生が立山町で「新たな観光をユニバーサル(Universal)から考える」をテーマに亜細亜大学と合同フィールドワークを実施しました
観光専攻(一井ゼミ)の3年生が亜細亜大学・経営学部ホスピタリティ・マネジメント学科(久保田美穂子ゼミ)3年生とともに、立山町において観光振興プランを考える合同フィールドワークを8月22日~25日の3泊4日で実施しました。
視覚重視の観光に対し、「聞く」「触れる」「食べる」「嗅ぐ」などの感覚(五感)を意識しながら、地元の人も気づかなかった地域の魅力を学生の新鮮な感覚で発掘し、新たな観光スタイルの創造に挑戦してもらいました。今回の合同フィールドワークは、身近な地域の観光資源に対する新たな気づきや学びを醸成し、それをどのように活かせるのか、創造力を養う機会となりました。また、同年代の他大学学生と交流することで様々な刺激を受けてくれたようです。
今後は、2023年度・後期にかけて合同フィールドワークで得た多くの素材をもとに、新たな観光スタイルをオンラインを通じて創り上げ、その集大成として2024年2月に東京・渋谷のランドマーク「渋谷QWS」にてプレゼンテーションを行う予定です。
※フィールドワークの様子は、富山新聞・朝刊(2023年8月24日付)にも掲載されました。
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【最後の市内観光で訪れた海王丸パークで立山連峰をバックに記念撮影】
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【1日目の研修では、全盲の文化人類学者・広瀬浩二郎先生(国立民族学博物館・教授)にワークショップを企画いただき、各班ごとにグループワークを実施しました。】
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【アイマスクをして、お互いの動きを触覚で感じ取るプログラムに取り組んでいる様子】
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【「立山信仰」eバイク (電動アシスト付きマウンテンバイク) チームの出発前の集合写真】
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【地域おこし協力隊のガイドさんに先導いただき、芦峅寺に向かっている様子。猛暑日が続き、かなり暑かったです…】
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【立山信仰を五感で感じることのできる施設「まんだら遊苑」で「地獄」(上)と「極楽」(下)をイメージしたポーズで記念撮影】
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【「立山信仰」登拝チーム。立山信仰の最終目的地でもある、雄山(3,003m)の登拝に挑戦してくれた体力自慢の精鋭3人と久保田先生。あいにく頂上から剱岳は拝めませんでしたが、雄大な景色を満喫しつつ、無事に登頂に成功してくれました!】
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【「越中瀬戸焼」チーム2日目の午後は、立山信仰の拠点となった芦峅寺に伝わる宿坊料理づくりに挑戦しました。まんだら食堂の佐伯照代さんにご協力いただき、「つぼ煮」「やきつけ」を作り、試食をしながら郷土料理を継承する上での課題についてお話を伺いました。写真は、「やきつけ」の材料(味噌、餅粉、よもぎ)を手でねっている様子】
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【立山信仰の拠点・芦峅寺に伝わる宿坊料理「つぼ煮」の作り方を説明中の佐伯照代さん。立山への登拝が女人禁制であった当時、女性の極楽往生を願う儀式として行われてきた布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)にも携わっていらっしゃいます。】
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【「立山信仰」eバイクチームの3日日は、日本一の落差(350m)を誇る「称名滝」まで往復約45㎞(徒歩区間含む)の道のりに挑戦しました。途中、大雨に見舞われながらも無事にたどり着きました。写真は、一番きつそうな上り坂付近でサプライズのアイスを差入れしている時の様子】
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【「越中瀬戸焼」チームの3日日。完成した作品を手に、記念撮影。「触れて感じる」をテーマに土ひねりから各学生オリジナルの陶器を作成しました。出来上がりは、数か月後のお楽しみということで…。中央がお世話になった陶芸家、千寿窯三代目の吉野香岳氏。】
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【「越中瀬戸焼」チーム3日日の午後からは、吉野香岳さんにお茶会を主催していただきました。その後、2日間の陶芸体験を振り返りながら、越中瀬戸焼の魅力や観光コンテンツとしての可能性などについて座談会形式で意見交換を行いました。】
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【全てのフィールドワークが終了した3日日の打ち上げBBQの様子。BBQ後は花火大会も開催し、夏休みのフィールドワークらしい思い出を作ってもらいました。】
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【最終日は東黒牧キャンパスで活動全体を振り返りながら新たな気づきや学びを班ごとに整理し、合同フィールドワークの成果を全員で共有しました。今後は、2024年2月に東京・渋谷のランドマーク「渋谷QWS」で開催する最終成果発表会に向けて、班ごとに観光プランを作り上げていってもらいます。猛暑日が続きましたが、学生たちは楽しみながら頑張って取り組んでくれました。】