2023.06.26
地域・社会
環境デザイン専攻3年生がVRやチェーンソーで林業体験
6月23日、富山県農林水産公社が主催し、婦負森林組合の協力による、大学生向け林業体験実習を実施しました。午前中は立山町吉峰の森林カレッジにて、農林水産公社の方から富山県林業についての講義を受けたのち、林業のDX化の一部と言える「ドローン操縦」「VRチェーンソーによる伐倒」「高性能林業機械(ハーベスタ)のシミュレータ」を順番に体験しました。敷地内にある富山県森林研究所で開発された「無花粉スギ」の書籍もいただきました。
午後には富山市八尾町の山林に移動し、婦負森林組合の指導による実習が行われました。直径30cm超、高さ20メートルのスギをチェーンソーで伐倒する様子、プロセッサによる玉切り、グラップルによる伐倒を見学しました。学生は、くさびを打ち込んだり、チェーンソーによる丸太切りを体験したり、さらに希望者はグラップラによる丸太運びを体験しました。
最後に質疑応答の時間が用意され、学生からは「雨の日の作業はどうするのか」「林業のやりがいは何か」「お給料は」など率直な質問が多数投げかけられました。
チェーンソーの実演やグラップルの操縦指導などをしてくださったのは、本学人文学部国際文化学科の卒業生である白井浩介さん。白井さん、組合長さんはじめ多くの方が指導してくださり、午前中の森林カレッジでの学びと合わせて、富山県の林業について幅広く理解を深めることができました。