2023.03.22
地域・社会
富山県民会館にて国際大・亜細亜大との合同フィールドワーク「五感の観光in TATEYAMA」の活動報告会が開催されました
観光専攻・一井ゼミ3年生が(公社)とやま観光推進機構と連携し、昨年9月、立山町において実施した亜細亜大学との合同フィールドワークの活動報告会が3月20日、富山県民会館で開催されました。
同機構主催のセミナー「富山の魅力を再発見!~観光再始動に向けて~」第1部の㈱ディスカバー・ジャパン、林尚史氏による講演に続き、第2部では全盲の文化人類学者・広瀬浩二郎先生による話題提供、観光専攻所属の学生による活動報告、インバウンド観光事業に携わるポール・ウォルシュ氏による学生発表の講評、そして富山の観光再始動をテーマにパネリストによるクロストークが行われました。
クロストーク「見るだけじゃない!富山から新たな魅力を発信する」では、観光庁ユニバーサルツーリズム促進検討委員で今回の合同フィールドワークのカウンターパートでもある亜細亜大学・久保田美穂子先生も加わり、①「旅行者と観光地との新たな関係性」、②「五感の観光の意義」という2つのテーマについて、パネリストの方々よりコメントをいただきました。
今回のフィールドワークを通じ、旅の効率化や利便性、時間に縛られ過ぎず、五感を駆使した新たな観光スタイルを創造することが、富山県の有する文化資源、自然資源を活かした独自の観光振興の切り口になるのではないかと改めて感じました。希少な観光資源をアフターコロナの観光再始動に向けてどのように活かしていくのか、観光にかかわる関係者だけでなく、富山県全体で考えていかなければならない課題であるように思われます。
※当日の発表の様子は、北日本新聞・朝刊(2023年3月21日付)にも掲載されました。