富山国際大学公開シンポジウム「カーボンニュートラル社会に向けた市民目線のSDGs」を開催しました
2023年2月18日、ボルファートとやまにて富山国際大学公開シンポジウム「カーボンニュートラル社会に向けた市民目線のSDGs」を開催し、関連企業、自治体、学生、教職員等、約70名の方にご参加いただきました。
本シンポジウムは、カーボンニュートラル達成の目標に向けて、市民、国民はどのような具体的SDGs行動を実践すべきなのか、脱炭素型の持続可能な街づくりに焦点をあて、SDGsの視点からその実現に向けた具体策を考えることを目的に開催しました。
基調講演では、公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター/上席研究員の藤野純一氏を招き、「カーボンニュートラルに向けた世界の潮流と地域の取り組み」と題した講演が行われ、カーボンニュートラルに向けての考え方や手順、ならびにSDGsとの関連などについて具体的なお話を頂きました。
続いてのポスターセッション「大学におけるSDGs活動」では、資料を前に学生が自分たちの活動について紹介し、来場者からの質問等に、丁寧に答えていました。藤野氏が学生の説明を真剣に聞いてくださる姿も印象的でした。
後半は本学現代社会学部の上坂教授がコーディネーターとなり、藤野氏にも引き続きご参加いただき、パネルディスカッションが行われました。パネリストは、富山県知事政策局・森本典子氏、富山市企画管理部・東福光晴氏、(一社)環境市民プラットフォームとやま常務理事/事務局長・堺 勇人氏、北陸電力(株)営業本部室・神田友和氏の4名でした。ここではそれぞれが行っている活動や課題などについて説明があり、カーボンニュートラルに向けての具体策の紹介がありました。会場からもたくさんの質問を頂き、パネリストと会場が一体となってディスカッションが行われました。
来場者からは、「カーボンニュートラルについて基本的なことを学ぶことができました。」「大変勉強になりました。日常生活の中で自分ごととして実践していきたいと思います。」「いざ自ら行動するとなると、大きな効果を出すことばかり考えすぎて、難しく感じてしまいます。まずは自分が身近にできることを実行していきたいと思います。」などの感想が寄せられました。