「地域づくり実習」南砺市報告会
2022年10月23日、南砺市役所大ホールにおいて、富⼭国際⼤学現代社会学部の「地域づくり実習報告会」が開催され、本学1年生が南砺市長や地域の皆様の前で実習の成果を報告しました。
「地域づくり実習」は大学生が地域に出て社会を理解し、社会参加する体験を通してコミュニケーション⼒と学⽣同⼠のグループワーク⼒を養うことをめざした本学1年生向けの科目です。2022年度は昨年度に引き続き、南砺市のSDGs未来都市推進事業と連携させていただきました。学生たちは4月から南砺市のSDGs活動プランや訪問予定の事業所の活動について事前調査を行い、8月22日から25日の4日間、5~6人の12グループに分かれて市内11カ所の事業所を訪問し、事業内容をお聞きする中から持続可能な地域づくりを考えてきました。本報告会では実習活動をとおして学⽣目線で発想し学⽣なりに練り上げてきた様々なアイディアを実習成果として発表させていただきました。
その結果、最優秀賞に輝いたのは、ペレット燃料の加工を通し二酸化炭素排出量の削減と地域内経済循環を目指す「南砺森林資源利用協同組合」を訪問したグループによる「南砺ペレット ブランディング戦略」です。キャンプ用品やアウトドアブランドとのコラボ商品、モデルハウスでのペレットストーブの展示を通したペレットの認知度向上、環境への感度の高い層をターゲットとしたペレットのブランディングについて提案されました。そのほかにも、優秀賞(1件)、特別賞(1件)、ノミネート賞(5件)、中間発表から大きく前進したブラッシュアップ大賞(1件)、努力賞(3件)が選出・表彰されました。
学生たちは夏休み期間も利用した実習やグループワークを通して、着実に人間力と社会人力を身に付けて成長した姿を見せてくれました。関係者各位におかれましては、ご指導、ご協力いただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
(地域づくり実習担当:上坂・定村・伊藤)
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