第13回子ども育成フォーラムを開催しました[子ども育成学部]
2021(令和3)年11月27日(土)呉羽キャンパスE館7階において、第13回子ども育成フォーラムを開催しました。
富山県立富山総合支援学校教諭の柳川公三子氏をお招きして、教育や保育の実践に生かす~特別支援教育の視点~をテーマに講義をしていただきました。
この講義は、子ども育成をめぐる今日的課題について、原理的・多面的に考察し、課題解決に向けての展望を模索することを目的として実施したもので、学校関係者、保育関係者、教育委員会関係者、卒業生や学生など143名が受講しました。
講義では、「子供の主体的な学びに寄り添いながら、一人ひとり『できた!わかった!』へ誘う教師の『授業力デザイン力』 ~特別支援教育の視点を踏まえて~」と題してお話しいただきました。お話に引き込まれ、時間を忘れて聞き込んでしまいました。終了後には質問が多く、その一つ一つに丁寧かつ分かりやすく応対していただきました。講義を聞いた皆さんは、これからの時代に育つ子どもの資質・能力の育成の在り方を考える機会になりました。
感想
❏保育者関係者:子どもを理解する上で、子どもの見方についての学びができました。事実と解釈に分けて見る・複数で見ていくことを今後の保育で生かして行きたいです。
❏幼稚園関係者:日々の子どもとの関わりをデザインする中で、とても参考になりました。
❏小学校関係者:事実と解釈をしっかり分けて考えることで子どもの学びや気付きを見ていきたいと思う。若手の教員にもそういうことを伝えたい。
❏教育委員関係者:子どもの姿を見とる大切さを学びました。複数の目で見ることは、授業力のアップだけでなく、学校力のアップにも繋がることは、目からウロコでした。明日から活かしてみたいと思えるバワーをいただきました。
❏学生:同じ事実に色んな解釈を聴き合う大切さが分かった。グループワークをしてみても、自分とは違う見方があって面白いなと感じた。子ども一人ひとりの「学びをデザイン」するための具体的な方法を知ることができ、様々な事例からよりそれが分かりやすかった。また、「学びをデザイン」する前に、子どもの「学びの過程」を捉える力を身に付けないといけないと思った。子どもは何を考えたのか、子どもはどのように考えたのか、子どもは何を学んだのか、子どもはどのように学んだのかに目を向けるなど、今日の学びをこれからの実習や就職後に活かしていきたいと思う。