TUINSからのお知らせ

　11月26日（金）、東黒牧キャンパスにて「富山国際大学 企業・事業所・大学講演会」を開催しました。

　今回の講演は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センターの片岡晃センター長に講師を依頼し、｢デジタル時代の人材育成の現状と展望｣を演題としてご講演いただきました。
講演会には、企業･関係機関等の方々及び本学関係者を合わせ約80名にご参加いただきました。

　昨年来の新型コロナウイルス感染症拡大により、全世界的にデジタル化が加速し「未来が早くやってきた？」と感じるようになりました。身の回りでもネットショッピングやキャッシュレス決済、ビジネス面での電子決済、テレワークなど様々な面でデジタル化を日々実感しています。
　しかし、講師は、むしろ日本の本質的なデジタル力の弱さや押印文化によるペーパーレス化の遅れ、ネットワーク環境の不備などの顕在化を指摘されていました。そのため、ＤＸによる課題解決が急務であり、人や企業などのあらゆるインターフェースをデジタル化し、それに伴う人材育成、統治機構（ガバナンス）の見直しが重要であると言われていました。本学でもコロナ禍により対面式で授業が実施できなかったため、オンライン授業や手続きを導入した経緯から、大変説得力のある内容でした。

　現在、デジタル時代に向けたIT人材の育成を目指す本学にとって、大変興味深く、参考になる内容であったため、学外からご参加された方々だけでなく、学内教職員からも大変好評でした。

　ご講演いただきました片岡講師、並びにお忙しい中ご参加いただきました企業・関係機関等の皆様には、この場を借りて心より御礼申し上げます。