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2021.11.12 イベント報告

富山県寄附講義「商品・サービスの創出におけるデータサイエンスとAIの活用」が開催されました

 202111月8日、現代社会学部「情報科学概論」の授業として、株式会社高志インテックの李 軍 氏から「商品・サービスの創出におけるデータサイエンスとAIの活用」と題した講義を受けました。

 少子高齢化や人手不足が深刻化する中、様々な分野でのAIの活用が重要になっていることを述べられ、我々はもともとIT技術を駆使して仕事の効率化を図ってきたのであり、AIITの一つの分野であり延長でもあることを考えると、「今日のAI」は「明日の普通のIT技術」となるといえると説明されました。
 データサイエンス(DS)とは、データを用いて新たな科学的および社会に必要な知見を引き出そうとするアプローチのことであり、AIとは一部手法が異なっている。とはいえ、AIモデルの構築にも学習データが必要であることを述べられました。
 商品・サービスにAIを活用した事例としては、「AI類似図面検索システム」と「石灰炉の自動監視システム」があることを説明され、AIを活用したシステムにおいて、AIモデルは全体システムの一部に過ぎず、データベース・他システム連携機能・ユーザインタフェースなどの開発も行う必要があり、さらに、これをビジネス化するためには、人・物・金・市場創造・情報なども必要と説明されました。
 現在、AI活用の壁となっているのは「AIリテラシーの低さ」と説明され、つまり、AIに対する過剰期待を抱く人がいる一方で、100%の精度を求めてそれが達成しないと否定してしまう人もいる。今後は、もっと賢く、もっと人間よりのAI技術を開発するとともに、AI関連知識の普及を行うことで、この壁を乗り越える必要があると述べられました。

 

 

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