地域企業講座で｢富山スガキ株式会社｣様に講演していただきました。
現代社会学部では､２年生以上の学生を対象に｢地域企業講座｣という授業を開講しています。
この授業では､富山県内企業の方をお招きして､事業内容や企業理念､仕事のやり甲斐等についてご説明いただき､学生に企業研究の機会を設けています。
６月２９日(火)は､富山スガキ株式会社の総務部より､部長の谷尾功様､主任の野崎健様､瀬島彩華様を講師としてお招きしました。
富山スガキは､1877年(明治10年)に創業したスガキ紙店を始まりとして､1926年(大正15年)に印刷業を開業して以来､長きにわたり印刷物の設計･デザイン､印刷､加工を扱う総合印刷メーカーとしての実績を築いてきた企業です。2018年には立山工場が竣工し､医療用医薬品パッケージ製造に特化した､クリーンな環境と万全な品質管理体制のもとで｢安心･安全｣なパッケージを製造しており､｢薬都｣富山に欠かすことのできない企業です。
授業では､富山スガキの歴史に始まり､業界の説明､そして長年培ってきた技術により開発された製品､そして動画による営業の仕事をご説明いただき､盛りだくさんの内容の講義でした。特に全国に印刷業者は10,000社以上あるが､医薬品のパッケージを生産している企業は数十社に過ぎないという内容に学生も驚いていました。その理由が工場の徹底した環境整備にあり､エアシャワーを全国に先駆けて導入したということにも驚きを隠せませんでした。また､説明の所々に出てきた｢アシスト｣というキーワードに富山スガキの企業精神をうかがい知ることができました。
授業の終わりに実際に医薬品パッケージである｢アシストパッケージ｣を触れさせてもらうことができ､学生たちも製品に触れて､高い技術と努力により完成された製品の品質に感銘を受けていました。
お忙しい中､ご協力いただきました谷尾様､野崎様､瀬島様には心より御礼申し上げます。
富山スガキ株式会社：https://www.sugaki.co.jp/
