令和2年度「施設実習Ⅰ」報告会を開催【子ども育成学部】
2021年1月20日(水)、保育士資格をめざす子ども育成学部2年生56名が、昨年11月に実施した「施設実習Ⅰ」を振り返り、実習での学びを共有し、さらに深めるための実習報告会を開催しました。今年は、新型コロナウイルス感染防止のため「3密」を避けてZoomによる遠隔授業として実施しました。
「施設実習Ⅰ」は、児童養護施設等の児童福祉施設や障害者支援施設などで行う保育士資格取得に必修の実習(10日間)です。今年度は、学生や実習施設の子ども・利用者の安全確保と感染拡大防止のために新型コロナウイルス対策にかかる「実習に関する対応指針」を作成し、実習中及び実習前後2週間の健康状態・行動の記録、症状がある場合の対応・連絡などを周知徹底し、実習施設のご理解・ご協力を得て、無事実施することができました。この場をお借りして関係の皆さまに心から感謝申し上げます。
報告会には、施設実習の内容を理解し、2年次履修選択の参考とするために、1年生も全員(90名)参加しました。4グループに分けて、6~7施設の報告を行い、活発な質疑応答がありました。
(画像は発表スライドの一部)
以下、参加した学生の感想レポートの一部を紹介します。
「今日の発表を聞いて、来年行く施設の参考になったり、進路の選択にとても役立ちました。これから自分が本当に就きたい職業を見つけていきたいです。」(1年生)
「今回の報告会で一番印象に残った話として、コミュニケーションの取り方は言葉だけではないということ 。例えば目を見る、相手の行動を観察して何をしたいのか感じる、 相手のことを理解することができると聞いて今後の参考になりました。」(1年生)
「自分は入所型の障害者支援施設での実習だったため、児童養護施設や障害のある子どもの施設、通所型の施設での施設ごとの生活や活動の違いなどを発表から学ぶことができました。施設で働く職員の方々の取り組みや援助は、子どもや大人で違っていても利用者の方への思いなどは共通している部分が多いのではないかと思いました。」(2年生)
「1年前の私は先輩方のお話を聞きながら1年後の自分は実習にしっかり取り組むことが出来ているのかと不安になったことを思い出した。私たちの実習期間中は、コロナが流行っており、そんな中で実習施設が受け入れてくださったことを心より感謝したいと改めて感じた。施設実習が始まるまでは不安100%だったが実習が終わったときには楽しさ100%になっており、たくさん学び、自分を大きく成長させることが出来た、良い経験であった。1年生にも頑張ってほしいと思う。」(2年生)