2021.02.24
研究・授業
「実習における新型コロナウイルス対応」について【子ども育成学部】
コロナ禍の影響により、大型連休明けからようやくオンライン授業が始まった2020年度。緊急事態宣言解除後の6月からは、対面とオンラインを併用、そして後期は原則対面で学生の学びの機会の確保に取り組んできました。
子ども育成学部での保育士、幼稚園教諭、小学校教諭、社会福祉士という対人専門職養成には、大学の授業だけでなく、現場での実習が必要です。本学では、5月に、政府のガイドライン等を踏まえて、学生や実習施設の子ども・利用者の安全確保と感染拡大防止を目的とする「実習に関する対応指針」を策定しました。これは、実習中及び実習前後2週間の健康状態・行動の記録、症状がある場合の対応・連絡などの学生指導を徹底し、実習中止となった場合でも、代替措置により、学生の修学に不利益が生じることがないよう対応するというものです。
6月の保育所実習Ⅱ・施設実習Ⅱは実習施設の多くが受け入れ中止となり、学内での模擬実習や代替演習による対応となりましたが、9月の小学校や幼稚園での教育実習、保育所実習Ⅰや11月の施設実習Ⅰは、実習施設のご理解・ご協力を得て実施することができました。この場をお借りして心から感謝申し上げます。今後も、新しい生活様式の中での実習や養成教育のあり方について工夫・努力を重ねてまいります。
文責 宮田徹