第2回『TUINS Book Cafe』を開催しました!
『TUINS Book Cafe』とは教員がカフェ・オーナーとなり、教員自身が「学生時代に読んでおいてよかった!」「この本を読んで人生が変わった!」…など「とっておきの1冊」を選び学生の皆さんに紹介するという企画です。
10月21日(水)に開催された第2回『TUINS Book Cafe』では、経営情報専攻の河野先生をカフェ・オーナーに迎え、河野先生の選書である『ヒトゲノムを解読した男』(クレイグ・ベンター著/野中香方子訳、化学同人)をご紹介いただきました。
同著は、ベンチャー企業「セレーラ」を率い、世界中の科学者を敵にまわし、熾烈なヒトゲノム解読競争を繰り広げた分子生物学者クレイグ・ベンターの自叙伝であり、同分野の重鎮ジェームズ・ワトソン、ヒトゲノム計画リーダーのフランシス・コリンズらとの確執や政治的な決着の結末などについて包み隠さず語られているそうです。
参加した学生からは、「ゲノムについて全然知識がなかったけど、面白い話が聞けて楽しかった」「とてもいい経験ができた」という感想や『学生の図書館利用促進に対するアイデア』については、「図書館で何かイベントを催す」「『TUINS Book Cafe』で取り上げた著書を展示する」などのアイデアが聞かれました。
個人的には、「これまで聞いたことはある言葉だけど少し難しくて敬遠しがち」なテーマでしたが、開発に携わった人間のドラマとして捉えると興味深く感じられるものでした。
人間は他の動物に比べ、遺伝子レベルでは非常に均質性の高い種と言われています。「遺伝子」という視点で世界やヒトを見れば肌の色や宗教、文化的な差異は些細なことなのかもしれない…そんな風に思える良い機会になりました。
次回は、10月28日(水)13:00~14:00に第3回として観光専攻の佐藤悦夫先生をカフェ・オーナーに迎え、「コロンブスが新大陸を発見した1492年当時の生の記述に感動した」という『コロンブス航海誌』をご紹介いただきます。学生の皆さんは対面(402教室)の他、Zoomでも参加OK(教務課前にQRコード掲示)ですので、是非アクセスしてみてください。 |
(文責/一井崇・観光専攻)