2020.09.04
地域・社会
令和2年度の「とやま地域学」を開催しました。
8年目を迎えた「とやま地域学」を、8月31日から9月3日まで大学コンソーシアム富山共同授業科目として富山県農協会館及びパレブラン高志会館で実施致しました。
この科目は、富山の地域について、歴史・文化、自然環境、現代の富山をデータ解析することで学び、富山の未来を創造できる人材を育成するカリキュラムとなっています。本年は、県内高等教育機関から受講希望した学生数が139名となり、多くの学生が「富山」について幅広く学びました。
第一日目は富山の特色をデータ化して、他の地域との違いを明らかにし、特色や課題を探りました。
二日目は、日本の歴史に登場する越中、富山に焦点を当て、大伴家持の時代から近現代に至る特色や売薬業の果たした役割も学びました。
三日目は、富山の自然が生み出す、エネルギー資源、富山の自然と地域形成の関わりについて学びました。
最終日は、立山の自然の特色とくらし、また、本学高木学長からはコロナ禍で急速に進みつつあるデジタル化社会を踏まえ、デジタル技術の現状を解説し、科学技術の進歩と未来の地域創りを考えてほしいとメッセージ。最後には新型コロナ感染症の最新情報の提供を受けた。
今年も様々な専門家の講義内容を通して、自分なりの「富山」を再発見し、富山の活性化策について考える機会となったようです。